日本人の文化観では古い物を意外に大切にしないという一面がみられ、不必要な品物の中から、思わぬ骨董品が見つかる事もあるものです。
戦前のブリキのおもちゃや古い着物、古い家具、古本等、価値のある物かどうかを見分けるのは私たち鑑定人の仕事です。
私どもは、ご依頼を受けて不要な物をお客さんの納得いく価格で買い受けさせていただく事は当然ながら、「人と物との出会いを嬉しく大切なもの」と感じております。
通常は一般の方から鑑定依頼を受け、全国を東奔西走しておりますが、長年の経験と実績をかわれて、裁判所・旧住宅金融債権管理機構など公的機関からの鑑定依頼や、テレビ・新聞などの メディア関係からの出演、取材依頼も多数受けております。
今後は、古美術をお伝え出来る文化の担い手、若しくはその橋渡し役に徹することが、私どもの役割であると覚悟しております。

石川満幸